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2006年05月28日

銀塩

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受難の時代。

今日、たまたまアーリーのパネルバンに乗っているKENちゃんと
カメラ(一眼レフ マニュアル)の話になった。

マクロレンズが欲しいんですよ〜と言うので
使ってるカメラはどこの?と聞いてみた。

「ミノルタです」
「ふ〜ん (ミノルタのカメラは使ったことがないなあ)」
「でも、千代田光学精工とミノルタ、ふたつ名前が入っているんですよね(にっこり)」
「ん?!」
「調べてみたら、社名変更した頃の短い期間に両方入れていたみたいで…知らずに使ってましたけど」
よくよく聞いてみるとお祖父ちゃんのカメラで、小学生の頃から使っていたそうな。

千代田工学精工が社名をミノルタカメラに変更したのが1962年(昭和37)だから
随分 長いこと使っているってことだ。
その後、どのくらいダブルで入れていたのか知らないけど、かなりレアなモデル?
どんな仕上がりなんだろう。

ところで、このミノルタ、今はもうカメラ事業から撤退している。
2006年3月末に、共同開発してきたソニーに(デジタル一眼レフカメラ)事業譲渡を発表後
これまでのコニカミノルタ、ミノルタのカメラ・レンズなどのアフターサービスもソニーに委託しちゃって
以降はソニーが事業展開している。
ニコン、コニカミノルタに続き、キヤノンも銀塩カメラの新規開発中止を発表してるし。
悲しいことに銀塩はもう過去のもの?
根強い愛好者のためにも頑固に残して欲しいな…。

そういや
学校の暗室を借りて、現像・焼き付けを初めてやってみた時のことを
ちょっとだけ思い出した。

真っ白な印画紙。
脳天にまで届きそうな酢酸原液のツンとくる匂い。
ぼんやり照らすオレンジ色の光の中で
息を止めて 目をこらして。

薄墨のなんだかわからない絵のようなものが
少しづつ 浮かび上がってくる時のあのドキドキ。
自分の鼓動が聞こえてくるくらいだったような。

仕上がり具合についてはほとんど覚えていないし
その写真自体は友達にあげてしまったから、手元にはもうないけど。
そういう記憶というか感覚的なものって残ってるもんだ♪



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投稿者 ジェイ : 2006年05月28日 10:52

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