2009年04月09日

パッション

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先日の展示会で出会った人がいる。

場所はギャラリーがひしめき合う
旧銀座アパートメント(現 奥野ビル)

かの同潤会アパートの川元良一設計とか。
1932年(昭和7年)築の結構な年月を感じる建築物。

今回の展示会の搬入の日に
大きな作品を手に初めて足を踏み入れた。

今回はギャラリーが狭いこともあって
スタッフとして常駐1名、昼食時ヘルプ1名体制で
ほぼ毎日希望者がいたため、後輩に譲り
ワタクシの出番はホンの1日。平日それも1時間ほど。

でもまあ、せっかくだからと休日にも足を運ぶことに。
自分たちの展示会をやってるギャラリーにちょいと顔を
出した後は、建物内を上から巡る。

同じビル内の別のギャラリーで
ちょうど個展をしていた革の作家さん。
そのギャラリーのステキなこと。
そのギャラリーごと空間デザイナーの作品なのだそうだ。
(冒頭のPHOTOがその一部)

真っ直ぐで、前向きでパワフル。
自分を信じる強さがとても感じられる人で。
長時間話し込んで、脳細胞が沸き立つような
楽しい時間を過ごし、結局、彼女の作品をひとつ手に入れた。

革の細工は多少出来る。
同じようなモノを自分で作れないわけじゃない。
だけど、彼女に学んだ姿勢を忘れないためにも
出会いを忘れないためにも、手元に置いておきたかった。
彼女にしか出来ないもの。
作品に流れ込んでいる彼女自身。
そこに価値がある。



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投稿者 ジェイ : 15:16 | コメント (0)

2009年04月07日

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「1970年大阪万博の軌跡」展 2009 in 上野

岡本太郎「施設の鍵」

太陽の塔の内部が再現されているというので
忙しくなるちょっと前に行った
国立科学博物館の特別展。


会場に一歩入ると
当時のコスチュームを着たコンパニオン像が
出迎えてくれた。

この展示会の為に復刻されたコスチュームは
中村乃武夫デザイン。
いま見てもキュート。

無線機のように大きな当時の携帯電話。
電動機付き自転車の原型。
洗濯機。
リニアモーターカー
などなど

これから伸びようとする
そんな時代の産物のパワーは
時を経てもなお色褪せず
閉塞感を吹き飛ばすエネルギーを
与えてくれる気がする。

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投稿者 ジェイ : 14:09 | コメント (0)

2009年04月05日

ふう・・・♪

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ようやく一息。
気がついたら、もうお花見の季節。
そうして気がついたら、カウンターが4090番台に!
カメ更新になってからも回っているなんて
なんてありがたいのでしょう・・・。

1月の中頃から、やんなくちゃ・・・やんなくちゃ・・・とつぶやきながら
本格的に取りかかったのが2月にはいってから。

久々のオブジェ制作。

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帽子とコサージュの教室にかれこれ6〜7年通っていて
2年に一度 ファッションショーと展示会をギャラリーでしていたのだけれど
今回はコサージュだけの第一回 花のオブジェと題した展示会。

スタートが遅いのはいつものこと。
遅いわりに創り込もうと試行錯誤するもんだから
まぁ・・・進みの遅いこと(笑)
教室中で、多分最後に出来上がったのではないかと・・・。

何はともあれ、表現したいものが浮かぶまでじっと待ち
主題が決まったところで、花の選択。
主となる花の種類の選択は花言葉を調べるところから。
で、合わせる副資材。これも性質を調べてから絞込み。
最初に書いたデザイン画から日に日に成長するイメージ(汗)

イメージを形にするための手法、形、素材・・・etc.
その都度進化していくものだから
一度に材料を買うわけにいかないし

材料を買ってサンプルを作ってみたのに
思うように形にならなかったりイメージと違ったりして
毎日のように材料を探しに出掛けてたっけ。
時間がないってのに。

教室に行くたびにまだなの?視線を軽く浴びつつ
もう完成しているコをちらりと横目に家路について

ちまちま型紙おこして、糊入れ、カット、染め
コテあてて組んでをひたすら繰り返す。
やってもやってもきりが無く。
形になる度に、まだ足りない、まだ足りないと思うわけで
どんどん作る。

それでも、焦り過ぎずに毎日集中することが出来た。
もちろん家事全般、その他もろもろ・・
パーフェクトサポートしてもらえたおかげ。
感謝感謝。

銀座まで足を運んでくれた方にも
感謝感謝。

ギャラリーでの出会いにも
感謝感謝。

収穫一杯の展示会。
三月の下旬の一週間。
無事終了。


今回は、ほんの少しの方にしかご案内せず
すみませぬ m( _ _ )m

やっぱり、オブジェ作るのは楽しい♪と再認識した
今日この頃。

そのうち、皆様に案内状を差し上げられるといいなぁ。

その時には、ぎょっとせずに
どうぞ快く受け取ってくださいませ。



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投稿者 ジェイ : 17:53 | コメント (0)

2008年11月13日

リンパ

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ぽっかり開いた木曜日の午後。

大琳派展を見に行ってきた。
会場で買うと並んでそうだったので
最寄り駅でチケットを購入する。

ガラス越しにチケットを出す前に
小さい声でゴニョゴニョゴニョって言われた。
「え?なんですか?」
「会場込み合ってますので、待ちますよ。」
「ああ、はい(平日の昼間なのに待つんだ・・・)」
「では」
(チケットを差し出される)

駅から公園内を歩いて会場まで数分。
銀杏の実の独特の香りが辺りに漂っていた。
混んでると聞いたせいで、何となくセカセカと急いで歩く。

同時に話題性のある展示会が
公園内の複数の美術館で開催されているからか
紅葉を愛でにくるんだか
はたまた観光なのか・・・すれ違う人の数が普段より多い気がする。

会場に着くと、北斎展の時よりは少ないものの
やっぱり人の多さにグッタリする。

広い会場は4つに分かれていて
展示作品数の多さが予測できた。

蒔絵や焼き物、書に着物まで。

今回の目玉とも言うべき作品はやはり風神雷神図だろう。
俵屋宗達の風神雷神図屏風(京都 建仁寺)
尾形光琳の風神雷神図屏風(東京国立博物館)
酒井抱一の風神雷神図屏風(東京 出光博物館)
鈴木其一の風神雷神図襖(東京富士美術館)

荒々しい俵屋宗達の風神雷神に対して
2体のバランスも繊細な線も、描写も美しい尾形光琳。
デフォルメされたような、のっぺりした色彩の酒井抱一。
こなれた線で2体の間が広くとられた鈴木其一の風神雷神。
これらが順に並べられ、比較しながら鑑賞出来て良かった。

特筆すべきは、
尾形光琳の風神雷神図屏風の裏に描かれた酒井抱一の「夏秋草図」。
風に吹かれ、ざわざわと揺れるススキの穂先。空を舞う秋色の葉。
雨にうたれる夏草、地面に触れんばかりにうなだれた百合の花。

酒井抱一は度々、尾形光琳の図柄を模写していて
オリジナルの隣に配置され、その違いを楽しむことが出来た。

琳派は秋の草を好んで描いたとされているけれど
なるほど、どの画家も秋草の表現が巧み。
その色彩が素晴らしい。
学ぶべきところばかり。

秋草だけでなく日本の野の草・・・いいなあ。

秋の野草ではないけど、気に入った作品
鈴木其一の「雨中桜花楓葉図(東京 静嘉堂文庫美術館)」
薄く色づいた可憐な桜が雨の中で身を震わせているような図と
秋色のグラデーションが美しい楓。
雨に打たれて、なお凛としている図が一対で一つの作品になっている。

同じく鈴木其一の「暁桜・夜桜図(兵庫 黒川古文化研究所)」
色彩を加えて表現した暁桜と墨の濃淡で表現された夜桜。

薄紅の暁空に、蕾を開き始めた桜と柔らかに桜を覆う春霞。
それと対照的にシルエットだけが浮かび上がる夜桜と露を含んだ重い霧。

表現手法を継承しながら、少しずつ奏でる旋律が変わってゆく。
まだまだ足りない。
もっと観たい・・・と思いながら会場を後にした。

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いつも、会期終了間近に慌てて行くもんだから
そうなるんだろうな。
わかっちゃいるけど、
そうそう良いタイミングで行けない(苦笑)。

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投稿者 ジェイ : 22:57 | コメント (0)

2008年07月20日

考えるな感じろ!

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アボリジニが生んだ天才画家

エミリー・ウングワレー展

気になるなぁ・・・と思っていたら
SEYちゃんからお薦めメールをもらった。

鮮やかな色彩の集合体。
うねうねと曲がりくねった線で埋め尽くされるカンヴァス。
巨大な作品群は圧倒的な存在感で迫ってくる。

力強いタッチで塗り込められている。
自然の形、色、匂い。

分類しようとか理解しようとか
そういう余計なものを排除して
ただ感じること。

季節の移り変わり。
そこに流れる空気。


相方は頭が先行してしまったようで
理解が出来ないと苦しんでいたが。

思考を止めて
感覚を研ぎ澄ませてみる。

近づいてみたり、遠ざかってみたり。

視界いっぱいいっぱいに広がる模様に
どっぷり浸ってみたり。

相方は、最晩年の白と赤の作品
L-3 私の故郷♯20がいいと言い、

私は、やはり最晩年の作品
L-5 無題(アルハルクラ)
柔らかな白さが気に入った。

計算して描けるものではない。
彼女の心がとらえた風景。



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投稿者 ジェイ : 20:59 | コメント (0)

2008年05月02日

曇り空

傘とカメラを持って
電車でお出かけ。

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最寄り駅から歩く途中
雨粒をまとったツツジが眩しかった。
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ゆっくり歩いて10分くらい?

今日の目的地はこちら。


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木立の奥にある美術館に向かう途中

懐かしいような土の湿った匂い。
ココロの中まで染み込むような森の木々の匂い。
深呼吸すると、なんだか透き通るような感覚。

噴水のある公園を抜けると
メタセコイヤの木立が待っている。
しっとりと水を含んだ緑の中を歩くのは久しぶりだ。


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今回の企画展は、迫力のある立体造形で
一気に見るには集中力がいる感じ。
作品自体にパワーがあるからかな。

それに、常設展を半分くらい見終えた時に
中学生の団体がどどっとやって来て、急にガサガサした空気になったので
やり過ごすほうが得策とばかり、途中のソファで休憩しながら
のんびりのんびり。ゆっくりゆっくり進む。

集中出来なくなったら
しばらく離れた場所に座って眺めて。

同じ作品を何度か目にしていても
すう〜っと自分の中を通り過ぎる時と
グッと惹きつけられてしばらく動けない時ってのがある。
その時の自分の状態にもよるんだろう。

今回気になったのは
1964年の作品「呼ぶ」。
なんだか、とてもカワイイのだ。
立体になった「呼ぶA」「呼ぶB」より好きだ。

彫刻だと邂逅Chance Meetingかな。


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いずれは・・・
日本各地に点在している実物に会いに行きたいなぁ。



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投稿者 ジェイ : 22:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年08月25日

絵本原画展

チケットを頂戴したので
足を運んでみた。
世界の絵本の原画展。

こんなにたくさんの絵本の原画に触れるのは初めて。
鮮やかで楽しい色彩、クールなモノトーン。
緻密な絵柄、繊細なタッチ、ぽってりしたフォルム。
知らない文字。
そこには未知の世界が広がっていた。

会場内には手に取って見られるよう
あちこちにそんなスペースが取られていた。

絵本が並べられたテーブルの周りには
低めの椅子もあって、ゆっくり眺めることができる。


原画を見て、気に入った絵本を探して
手に取って見られる。
言葉がわからなくたって伝わってくるものがある。

なかなか良かった。
ずっと小さい頃に、こんな絵本たちに巡りあえていたら
どんなに嬉しかっただろう。
小さい頃に出会った絵本たち。どれも大好きだったけど
覚えているのは、なんだか悲しい話ばかり。

色彩感覚も表現方法も全く違う
たくさんの世界を知ること。

なんでも凄いスピードで吸収する柔らかい時期に出会う
絵本の世界。
大切な記憶。

あなたのお気に入りの一冊はどんな絵本でしたか?



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2007年08月11日

感覚的

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よく言ってるけど
美術館には平日に行くのがいい。

けれど…そうそう平日に行ける訳もなく(笑)
休日に2カ所行くことにした。

ひとつ目はモノクロ写真の「アンリ・カルティエ・ブレッソン 知られざる全貌」
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ふたつ目は「SKIN+BONES 1980年代以降の建築とファッション」
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アンリ・カルティエ・ブレッソンの写真は
バランス感覚がとても素敵。
美しいオリジナルプリントも見られて良かった。
伝わってくる空気感が好きだなあ。


SKIN+BONESは…う〜ん。
面白い…のは面白い企画だと思う。
ただ建築とファッションの関係性について示したい!という
気持ちは理解できるものの…同じ空間に存在することに
無理があるような気がしたのでした。



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投稿者 ジェイ : 22:28 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年07月19日

長い一日

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朝から所用で浜松町へ

昼から中野へ

夕方から六本木へ

なぜに六本木?
お買い物?
いえいえ、目的はル・コルビュジェ展。


入り口で無料の音声ガイドを貸してくれた。

彼のアトリエ、それから作品の一部(集合住宅のマルセイユ・ユニテ)
終の棲家(カップ・マルタンの休暇小屋)が実寸大で再現されていた。
音声ガイドに導かれながら、内部におそるおそる足を踏み入れる。
入ってはじめてわかるスケール…大きさを体感出来るというのは貴重だ。

絵画、彫刻。
たくさんの模型。デッサン。
彼の作品に座りながら眺められる映像。
壮大な都市計画を経て
小さな小さな終の棲家で終わる。


ゆったりと、まったりとひとりで
人の少ない平日の午前中なんかが
いいかもしれない。




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投稿者 ジェイ : 21:24 | コメント (2)

2007年06月09日

カメラ片手に

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朝倉彫塑館♪

アトリエと住居部分。
そのどちらの佇まいも
いい感じ。

どこに居ても眺められる中庭は
自然の湧水をひいた日本庭園。


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都会のざわめきも
せわしない時間の流れも
水音にかき消される不思議。

こだわりの人だったんだなあ…。
学校を出てすぐにこんなアトリエを
構えたという事実に驚かされる☆

無類の猫好きだったらしく
生み出された猫たちは存分に
そのしなやかさと愛くるしさを
ブロンズの身に纏っていた。

虎視眈々と獲物を狙う姿も
静かに目を閉じる老猫も
良かった。


人間よりむしろ猫の方が
好きだったのでは?と思わせる(笑)


その帰りに出会った猫。
声を掛けると
仕方なく視線を投げてくれた。

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この近くには本当に猫の姿が多い♪


その帰りはこんな空模様。

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投稿者 ジェイ : 20:44 | コメント (0)

2007年05月27日

調和しながら生きている

次に足を運ぼうと思っているのは

世界を巡回中の作品展
「ashes and snow」
写真作品、映画、美術、小説、建築が一体となったプロジェクト。

遊動する美術館。

グレゴリー・コルベール展
会期:2007年3月11日(日)〜6月24日(日)
開館時間:11:00〜19:00(月曜日〜木曜日)、10:00〜22:00(金・土・日・祝日)
場所:「ノマディック美術館(東京テレポート駅前特設会場)」
東京都江東区青梅1丁目
料金:一般(前売券1,800円/当日券1,900円)、学生(前売券1,500円/当日券1,600円)、子供※6歳から中学生(前売券1,200円/当日券1,300円)


「ashes and snow」公式HP はこちら



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投稿者 ジェイ : 17:19 | コメント (0)

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展

画家アメデオ・モディリアーニは有名だけれど…
今回のは妻ジャンヌにフォーカスした展示会。

アンディ・ガルシア主演の「モディリアーニ」を
前に映画館で観ていて、少しだけ記憶に残っている。

どんなだろう…どきどき。

多分…こちらも会期終了間際のすべりこみ…(汗)

会 期:2007年4月7日(土)〜6月3日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会 場:Bunkamuraザ・ミュージアム
監修:マルク・レステリーニ(美術史家・モディリアーニ研究家)
巡 回 先
2007年6月9日(土)−8月5日(日)  札幌芸術の森美術館
2007年8月29日(水)−9月24日(月・祝)大丸ミュージアム・梅田
2007年9月29日(土)−11月5日(月)  島根県立美術館
2007年11月10日(土)−12月16日(日) 山口県立美術館
お問合せ:Bunkamuraザ・ミュージアム TEL 03-3477-9413

入館料
入館料(税込) 一般 大学・高校生 中学・小学生
当日 1,300円 900円 600円
前売 / 団体 1,200円 800円 500円
【Couple ? Friday Night 割引】
毎週金曜日18:00以降にカップルで来館すると、二人で2,000円(消費税込)!!



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投稿者 ジェイ : 17:00 | コメント (0)

2007年05月26日

お散歩散歩 美術館

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麻のキャミソールに透け感のあるコットンのシャツ。
それから、汗をかいてもまとわりつかないワイドパンツの裾を
少しロールアップしてコンバース。

コットンシャツの中を
爽やかに吹き抜ける風が心地いい。

そして
今日みたいなお天気の日には
天然素材の軽やかな帽子がよく似合う。

おなじみのSEYちゃんと相方と本日はじめましてのHさんと
世田谷美術館へ。
お目当ては「世田谷時代1946-1954の岡本太郎」

彼の生み出すものたちには
いつも何かしらココロ揺さぶられる。
時に激しく慟哭することもあり。
時に静かにツーっと頬を伝うこともあり。
息苦しさの中に立ちすくみ動けなくなることもあり。
彼のユーモアに図らずもニヤリとすることもあり。

そして
曖昧な想像でしかなかった事象が確信に変わることもあり。


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帰り道、途中下車して、ゆっくりお散歩しながら
暮れていく空の色を眺めてながら帰宅☆



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投稿者 ジェイ : 21:49 | コメント (2)

2007年04月10日

世田谷美術館で

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もうはじまっている企画展。
「世田谷時代1946-1954の岡本太郎」

2007年3月24日(土)〜5月27日(日)1階 企画展示室
休館日: 毎週月曜日[ただし4月30(月・祝)は開館]
※ゴールデンウィーク期間中(4月28日〜5月6日は無休)
開館時間: 午前10時〜午後6時(入館は閉館の30分前まで)
観覧料: 一般900(720)円、大高生/65歳以上700(560)円、中小生400(320)円 
主催: 世田谷美術館、世田谷文学館、岡本太郎記念館、川崎市岡本太郎美術館
詳しくは http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html


あわせて
「明日の神話」の情報もメモメモ☆
2007年4月27日〜約1年間
東京都現代美術館の常設展示室にて展示される。
汐留で見れなかったひとも是非☆


それからそれから、気になっていた映画☆
2006年(第59回)カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニング
【パリ、ジュテーム】
短編18話で出来ている。

3月から上映してたのにバタバタしてて
ちゃんと確認をしてなかったら、(近場では)13日か20日までとか…。
今週は無理だし…むむむ……。

行けるとしたら20日(金)までやってる新宿かな。

そうそう、最近観た映画
ベン・スティラー主演の【ナイト ミュージアム】
深読みしたりしないで頭を空っぽにして楽しめる。
ドキドキしながら観てて、抱腹絶倒。時にはホロリ。
そして、最後にハッピーな気持ちになれる。
エンディングで流れるEarth Wind & Fireの曲もいい♪
流れて来た時には(うきゃ〜 Earth Wind & Fireだああああああ!!!!)と
ひそかに盛り上がった(笑)

マンハッタン、アッパー・ウェストサイドにあるアメリカ自然史博物館では
20年ぶりに夜の館内を探険する企画「ア・ナイト・アット・ザ・ミュージアム」を再開して
月1回のペースで開催しているとか。寝袋で博物館で眠れるなんてワクワクするよね。

閉館後の東京国立博物館で映画の世界を体験出来る
“ナイトミュージアム・ツアー”付きのジャパンプレミアが開催されたけど
まだまだ、各地で盛り上がっているらしい。

東海大学自然史博物館で、「ナイトミュージアム」上映記念ということで
2007年4月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
「夜の博物館探検ツアー」を追加開催するそうな。


すごいよね。楽しそう〜!!。
こどもの時にそんなワクワクする体験したら
どんなことになるんだろうね♪



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投稿者 ジェイ : 21:25 | コメント (0)

2007年01月03日

早起き

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休みなのに、珍しく朝早めに起床。
久々にお出かけ。

向かった先は上野の森美術館。

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ダリ回顧展。
体調と相談しつつのんびりしていたら、ついに会期終了間際★
早起きして朝から行く事にした。

それというのも、今回、一緒に行く事になったSEYちゃんが
美術館に問い合わせてくれていたからだ。
通常の開場は午前10時〜午後6時。
ところが、会期終了間近だというので、朝早くから開けているという。
「9時半頃に来て頂いても」とのこと。

なんと!
なんと♪

上野駅構内のチケット売り場で先にチケットを入手して向かう。
上野の森美術館に到着したのが9時過ぎ。
朝の公園内。
人影疎らでシンとしているかと思いきや
親子連れ、二人連れ、散歩中の人、そして公園内に住んでるらしき人達。
意外に人通りがあるもんだ。
葉の落ちた木々。
歩道脇に黄色く色づいたカサカサの葉っぱが重なりあっている。
(踏みしめるとパラリと割れて粉々になってしまいそうだナ…)
そんな事を考えながら少し早足になっていた。

美術館に着くと、もう人がするすると入り口に吸い込まれていた(驚)
待たずに入り口に案内された。
(それにしても黒い服のスタッフがやけに多い)

チケットを渡して中に入ると、SEYちゃんが目の前に立ってた。
めでたく合流☆
とはいえ、見る時はバラバラになっちゃうんだけどね。

一歩踏み入れて、またびっくり
もうすでに絵の前に人だかりが出来てる…。
(うむむ…。やはり終了間近だから?)

なんだかいつもより集中力が…(笑)
世界になかなか入れない。
ずらりと並んで、ぞろぞろ…ぞろぞろ…って動く鑑賞の仕方が嫌い。
ぽっかり空いている絵の前を見つけてはすすっと近寄る。

巧いね。ダリは。今回一番感じたのは、病的な細かさ。
その反面、ガクッと力が抜けている箇所があったり。
う〜ん…激しい波を抱えてそう。

そうそう、ダリの愛妻にして救世主ガラ。
美しいガラの写真はマン・レイによる撮影であった。
穏やかな中に芯の強さを感じさせる素敵な人だった。

で、全体の感想。
思ったより小さなサイズの絵が多かった。
思ったより作品数が少なかった。
思ったより会場が小さかった。
「生誕100年 大回顧展」ってキャッチフレーズとメディアにしてやられたか(苦笑)?
う〜ん・・・。

そんなことを話しながら
ミュージアムショップから一歩出て、呆然。
眼前には長蛇の列。
公園内にうねうね延々続く。
最後尾に出てたカードには120分待ちと書いてあった。
午後にはもっと増えていることだろう。
「ダリはアイドルなんだろうなあ」SEYちゃんが呟いた。
そうなんだねえ〜。好きなヒト多いんだね〜。
早い時間に来てて良かった♪

それから、一緒に初詣。
それから、少し遅い朝食。
ちょっと老舗のお団子屋さんに寄り道。
満足して帰宅。

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ダリの絵はお好き?



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投稿者 ジェイ : 22:43 | コメント (0)

2006年12月02日

スパイラル

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表参道のスパイラルに用があって

ふらりと出掛けた。


そうして、もう一つ。
岡本太郎記念館。

以下、ニュース記事より----------------------------------------
『岡本太郎:現存最古の作品と未発表デッサン画を発見』
岡本太郎さんの未発表のデッサン
 画家の岡本太郎(1911〜96年)が戦後初めて発表した油彩画「電撃」(縦114.5センチ、横80センチ)と未発表の若い女性のデッサン画(縦55センチ、横38.5センチ)の2点が、東京都港区南青山の岡本太郎記念館で発見された。「電撃」は現存する最古の岡本作品とみられる。
 28日発表した同記念館によると、2点は今月中旬に館内のアトリエなどを整理していた時に見つかった。「電撃」は、がけの上の人物が稲妻に打たれた瞬間をとらえた作品。47年5月に開かれた美術展に出品されたが、記念はがきのモノクロ写真が残っているのみで、幻の作品と言われていた。
 デッサン画はタイトル、制作年とも不明。木炭で描かれ、モデルは岡本の秘書で養女だった故岡本敏子さんの可能性が高い。2点は修復後に公開される予定。
 平野暁臣・同記念館館長は「戦後、岡本太郎が日本の芸術界に闘いを挑んだ最初の作品。発見の意味は大きい」と話している。【戸澤美佐】(毎日新聞 2006年11月28日 ニュースより)
---------------------------------------------------------------------------
行ってみたら、アトリエに展示されていた。

まだ丸めて置いていたことが
はっきりとわかる、少し黄ばんだその絵は
木々の奥に光る髑髏に向かい
背筋をのばして対峙する、あの少女の絵と少し似ていた。

鬱々とした暗がりの中で断崖絶壁に立たされ
稲妻にうたれた瞬間?
まだ、内なるエネルギーが
外に向かうエネルギーになる前の
彼自身の姿だろうか?

凛とした思いを内に秘めたまま
戦後の混沌の中で絶望と不安をも
感じていたのかもしれない。
繊細さが前面に押し出された作品に思えた。

ひとしきり浴びて
カフェにてティータイム。
マーブル模様のチーズケーキが美味であった☆

完全修復された「電撃」の姿も見てみたい。



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投稿者 ジェイ : 19:33 | コメント (0)

2006年08月13日

第1目的地 天竜市立

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秋野不矩美術館

日本画家 秋野不矩画伯の美術館。

朝だというのに、もう蝉の声がしてた。
道路脇に立っていた美術館の案内板を右に曲がると
すぐに上り坂。その坂の脇にはこじんまりした駐車場があった。
Westyの窓にカーテンをして さっそく三人で美術館に向かう。

緩やかなカーブをひとつ曲がると
舗装された道路の両脇には緑の木々。左側は計画されて植えられたもの
右側はそれよりやや自然度が高い感じかな。
右側の斜面にはあちこちで百合の花が揺れていた。
のぞいてよく見ると、なんだか顔みたいに見えて可笑しかった。

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立ち止まって反対側を見上げたら
木で出来た建物がちらりと姿を見せた。

てくてく…キョロキョロ…てくてく…パチリ☆
キョロキョロ…てくてく…。

上り坂の脇には木の電柱に懐かしい電灯。
平べったい木々を並べて仕上げた趣のある
ガードレールのようなもの。

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先を急ぐ二人にやや遅れて あちこちで立ち止まる。
アプローチの段階なのにね。

カーブの手前の法面に高さの違う木の板が連なっていた。
ん〜なんだろ?

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後ろを覗いてみたら、コンクリートの擁壁が隠れてた。
ほ〜。なるほど。
見せたくなかったんだな。

てくてく…てくてく…小高い丘の上に
やっと建物が見えてきた。

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自然な土の優しい色の壁。瓦の連なる屋根。
木のベンチ。
なんだかホッとするその佇まいは素材のせい?

建築 基本設計:藤森照信



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投稿者 ジェイ : 23:10 | コメント (0)

2006年08月10日

夏の旅 プロローグ

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今年の夏は
暑くて熱い!!

しばらく、更新してなかったせいで
書こうとしてたことがはじっこから消えてく気が…。

気を取り直して…久々に遡ってUP☆!

それは夏休み前の木曜日8/10からスタートした。
新橋 日テレ前 に設置された 岡本太郎の幻の壁画
「明日の神話」

夏前から「Be TARO」ってキャンペーンをやってたり
なんだか特集をやってたりで目にする事も多かった。
なんてったって37年ぶりに公開だもんね。

仕事帰りの相方とSEYちゃんと現地集合。
ぎりぎりに着くと、二人はもう間近で見た後だった。

「明日の神話」は、1mほどのステージの上に設置されていて
ちょっと順番待ちすれば間近で見る事が出来る。
並んでいる間に親切なスタッフが
今までの経緯を簡単に解説してくれる。
一生懸命さが伝わってきて気持ちがいい。

しかし…
縦5.5m 横30mの巨大壁画だけに
全体像を捉えるのにもキョリが必要。
日テレの一角では…狭いよね…やっぱり(苦笑)。
今後の設置場所が未定らしいので
広大な場所に設置されることを期待☆

慌てて列の最後尾に並んだ。
終了時間ぎりぎりに行ったせいで
列に並んでる人も少なかった。
壁画の前にオープンカフェがあって
眺めながらティータイムを楽しむ事もできる。
周りに人はいるんだけど、遠巻きに見てる方が多かったのかな。
そういうわけで、並んですぐ絵の前に案内された。
壁画の右側からぞろぞろとステージ上に。
あとはご自由にって感じ。

壁画の下に立つとその大きさにまず息をのむ。
赤と黄色の激しい炎。
その炎に焼かれる黒い無数の人の群れと動物たち。
その迫力と色彩に圧倒される。

解釈はいらない。理屈でもない。
ただ、ほとばしるエネルギーを感じてボー然としてた。
抑えつけられるような息苦しさを感じながら
少しずつ左に進んでって
正面の炎に包まれる骸骨のところで動けなくなった。
悲しいのでも 痛いのでも 苦しいのでもない…
よくわからないけど。
気がついたら涙がポロポロ。
上手く説明が出来ない。
正面から少しずれて左に進むと涙はおさまった。

一番左のパートでは虹色の未来と記憶の昇華。
原爆の苦悩や記憶を乗り越えて新しい未来を手に入れる。
抑えつけられているような息苦しさから
少し解放されて 穏やかな気持ちを取り戻した。

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ステージを降りて、少しグッタリ★
エネルギー消耗したらしい(笑)

ステージ下では先に見終えていたSEYちゃんが待っててくれた。
興奮冷めやらぬうちに、思ったことを話しながら
歩いて本日の楽しい夕げのしめくくり。
ディナーへとGO!

さすがは新橋。食べるとこいっぱいあるねえ!
今回は地鶏と美味しい焼酎のあるお店(九州の食材を使用)で
じっくり腰を落ち着けて〜乾杯〜☆

これが旅のはじまり♪



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投稿者 ジェイ : 23:50 | コメント (0)

2006年06月27日

明日の神話

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2006年7月8日〜8月31日(木)
場所は東京・汐留の日テレプラザ地下2階。

とうとう 岡本太郎 の幻の作品が公開される。

1969年にメキシコの実業家が計画した高層ホテル。
そのロビーに飾られる…はずだった壁画。
ホテルの倒産、実業家の死、ホテル売却の騒動にまぎれて
どこかにいってしまった。
(どこかにいくには巨大なはずなんだけど)

それから35年。
地道な捜索により2003年9月5日 メキシコシティ郊外の
資材置き場で岡本敏子が発見!
(随分傷みが激しい状態だったみたいだけど)

それから、再生プロジェクトがスタートして、
愛媛県で修復して
ついに7月に公開。

巷では
Be Taro(太郎になれ!)ってCMが流れはじめてる。

ドキドキする!!!!

35年の歳月を超えて届けられた
凄まじいばかりの彼のエネルギーを
直接感じたい。

「太陽の塔」と同時期に制作され、“塔と対をなす”といわれる作品。
今年の夏は熱いゾ!

岡本太郎記念館
明日の神話オフィシャルページ



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投稿者 ジェイ : 20:30 | コメント (0)

2006年06月23日

時の曳航

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本日もなぜだか美術館へ向かう。

県展の時に見なかった常設展。
さすがに空いていた。
学生らしき二人連れが一組と年配の女性二人。
若い方の二人連れは、気づくともうそこにはいなかった。

静かな館内に響く、女性二人の会話に
少しばかり閉口する。
絵を見ながら世間話ってちょっと…ね(笑)。
ま、しばらくしていなくなったからいいけど。

見たかったのは 深井 隆  
「流れゆく思念−時の曳航」1998年  作。
ちょっとポスター見て気になって。

丁寧に形作られた なめらかな表面の木の長椅子。
そして、ところどころ荒く削り取られた痕跡。

椅子の背には椅子の幅より広がった翼がついていた。
今にも飛び立たんとするその翼の右側は、少しばかり欠けていて
完璧な姿じゃなかった。

解説には喪失感漂う 朽ちた椅子 みたいなことが書いてあった。
でもなあ…1998年の作だから? 朽ちているようには見えない。
なんだろうな??
それにしても、重厚でつるりとしたその表面の質感に対して
なんて荒々しい痕跡だろう。

で、また泣く…(笑)
その荒々しさにね。

あくまでも感じたことだけど
この椅子、はじめはきっと完璧であったはずで
あとから削り取られてしまったような気がした。
翼も完璧じゃなくて傷ついていて。

椅子の上には金色に塗られた3つのリンゴと…
それから、やっぱり金色に塗られた聖書が乗っかっていた。

聖書。そしてリンゴと言えば、アダムとイブでしょ?
神の戒めに背いて楽園から追放された二人…。

タイトルは「逃れゆく思念 時の曳航」。
なんだろう。
原罪から逃れて飛び立つ?
傷つきながら???

う〜ん。もどかしい。



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投稿者 ジェイ : 23:45 | コメント (0)

2006年06月11日

元気が出ることば

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アーティスト 奈良美智(なら よしとも)さんの日記それからドローイング。
1999〜2000年頃の気持ちを綴ったもの。

NARA NOTE
自分の内面とごく自然に向き合って、こんな風に書きとめられるって素敵なことだな☆
そう思った。

どんなこと考えてるのか、すごく良くわかる(そりゃ、日記だものね)。
その時の気持ちを飾らないし、心地いい。

ものづくりをするということは、常に心の中に自分で築いてしまった壁にぶちあたって
その壁をよじ登り、時には破壊しながら進むってことだ。
壁を前にして「今日はダメダ」って日もあるし、難なくスーッと通り抜けられる日もある。
その日、その時のピュアな気持ち。
ぶちあたって 砕けそうになったって
前に進み続けようとする気持ちが大事だって、あきらめたりしない。
もがいてる自分もそのまんま認めて、また進む。そこに真剣さはあるけれどジメッとした悲壮感はない。
例えるなら奈良さんはパステル調の色彩の人だろうか。
ああ…奈良さんみたく物事をとらえられるようになりたいな〜♪

ある時を境に、頻繁に映画を観に行ったり、アンテナに引っかかるものを求めて
彷徨っているせいか、半分壊死してた以前から比べたら、どんどん研ぎ澄まされつつある気がする。
感性のアンテナ、鈍らせないように さ・ら・に 彷徨うべし☆



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投稿者 ジェイ : 19:41 | コメント (0)

2006年04月11日

雨の日の…

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平日は街中が空いている。
注文していたブラストマッチが入荷したっていうので
新宿A&Fまで取りに行った。

そういえば
前に来た時にもショップの隣のビルが気になってた。
一度目に遠回りして迷ったせいで
空に向かってひときわ異様な姿の
ヤレた感じの建物…

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薄いメッシュの覆いを道路側に掛けられ
エントランスから中を見るも廃墟っぽい???
でも…この異様さ…絶対著名人の作品じゃ…
しかし…何も書いてないし。
補修工事してる様子もないし…。
????と思ってた。

調べてみたら
1970年竣工の渡邊洋治の代表作だった。
知らなかったよおおお…もったいな〜い!

そう、なんのことはない
知らなかったから、たまたま見つけてびっくりしただけ。

わかって すっきり〜!
今度は他の建物見に行くぜい!

作品集や著書も調べたので
忘れないうちにメモメモ。

『渡邊洋治 建築作品集』1985年 新建築社刊 
『建築へのアプローチ』1974年 明現社刊

いやいや、今日は他にも用があったんだった。

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上野にある国立西洋美術館に
ロダンを見に行った。
正確にはロダンとカリエール。

親しい友人として直接の交流があった二人の
表現の比較、感覚的、思想的な共通性を感じ取れるように
展示方法に配慮がなされていたらしく
なかなか面白かった。
最初は少し戸惑ったけど(笑)。

二人の同主題の作品が並べられているのはもちろん
他にもカリエールの自画像が4枚連ねてあったり
110年ぶりに再会した3連の絵があったり。

ロダン製作の年代違いのフギット・アモールが
並べられていたり。
シンプルだけど興味深い展示方法で楽しかった。

でも
ロダンの彫刻に対して思ったことを
表現する的確な言葉が見あたらない…。
ああ、この人のバランス感覚は好きだと思った。

カリエールの極々少ない色で描かれた
深みのある絵は好きだと思った。

常設展も素晴らしいので見る価値ありだねえ。
休日 充実 脳活性化!



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投稿者 ジェイ : 21:50 | コメント (0)

 

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