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2007年07月10日

背脂

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こってりラーメンのスープに欠かせない
ブタさんの背脂。

最寄り駅の近くに馴染みの肉屋さんがある。
昔っからあるらしい、小さな小さなお店である。

スーパーでパックされてるのがあまり好きじゃなくて
何となく気になっていたものの…
買いに行くには…勇気が必要で(笑)
はじめて買いに行ったのは5年ほど前のこと。

その肉屋さんのそばには
これまた…くたびれた洋食屋さんがあった。
外観も、ちょいと覗いてみた感じも
かなりのくたびれようだったけれど
狭い店内には、いつ見てもお客の姿がある。
お一人様に家族連れ。
近くに洒落たお店もあるというのに?

こういう場合、気さくな店主との会話が楽しくて
気心しれた仲間に会えるから、何となく通っているか
やっぱり味が良くて通っているか…だ。

ある日、少し年下の友達に話してみたら行ったことあるよ〜って言う。
「味? 普通〜」

ある時入ってみたら…。
イタリアンでもフレンチでもない
懐かしの洋食屋さんの味。

何度か通ううちに気がついた。
ん?
肉屋さんと洋食屋さん、名前が一緒。
そして店主の顔がとてもよく似ている(笑)
洋食屋さんに配達に来た肉屋さんに出くわして
ようやく兄弟なんだ〜と気がついた。

ふむふむ肉が美味なのはそういうわけ〜♪
今は肉屋さんに買いに行くほうが断然多い。

行くと、たいてい店先でオジさんと長話してしまうんだよね〜。
人見知りだったのに、いつのまにかね〜(笑)

こないだなんて、しばらく買いに行かなかったら
「風邪でもひいて寝込んでんのかって心配したよ」なんて言う。
マニュアル社会に慣れっこになってると、ちょっとくすぐったいけど
馴染みってのもなかなかいいもんだ。


今日は真ん中の作業台にでっかい豚肉のかたまりが
しゅるりと削ぎ落とされた白いキレイな脂と一緒に乗っかってた。

う〜すごいなあ〜。。と注視していたら
「いま、アバラを抜いたとこ☆ 普通はアバラ抜いたのを買っちゃうんだけど、ウチじゃ自分で抜くんだよね」
「ふうん(それってすごいことなのかな〜)。アバラはどこ行くの?その脂はどうなるの〜?」
「アバラは餃子屋とかだね〜。脂はレストラン。(揚げもののラードになるんだ〜)
生の背脂入れると油がキレイになるんだよ。不純物が無くなるっていう感じだねえ。
ウチはさ、脂が分厚い豚じゃないとレストランのほうも足りなくなるから困るんだよね。
背脂の分厚い豚ってのは肉も霜降りになっててやわらかいんだよ。
(……中略……しばらく続く……)
腹のほうの脂がのってても背脂がのってないとだめなんだナ〜。」

「え?お腹の脂と背脂ってそんなに質が違うの?違いがわからないよ〜」

(ごそごそ…脂を入れた袋を出してくる)

「ほら! こっちが背、こっちが腹。違うでしょ?」
「ほんとだ!へえええ〜。背脂のほうが表面がつるりとしていてキレ〜。お腹のほうはボソボソした感じ」

「腹の方はポロポロになるし、機械にこびりついてダメ★ラードにしかなんない。」
「ほええ〜。そうなんだ〜」

(ここで、随分前に市販のラードでコンフィを作ったことを思い出す…100%背脂でコンフィ出来るのかな〜???)
「ところでそれ(脂)って売ってくれるの?」
「う? (肉じゃなくて、そんなの欲しいの?) ん〜欲しいだけ(売るよ)」

「(満足じゃ〜♪) んじゃ、どうも〜。勉強になった〜! 」
次のお客さんがいないと、ついつい長話(笑)

今度はここのラードでコンフィじゃっ!



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投稿者 ジェイ : 2007年07月10日 18:09

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