2007年07月25日
大型リゾート
[ daily ]
宮崎市にあった全天候型開閉式屋内プール
「シーガイア」がこの九月末で閉鎖とか。
既に外資系に委ねられていたし
(そうなるのも)仕方のないハナシ。
その昔、大型リゾート施設を建設するまでもなく
そこには素晴らしい海が広がっていた。
広い空だってあった。
なのに…
どうしてこんな施設をつくろうなんて
考えたんだろう…って
雨の日に泳げるプールなんてここじゃなくてもいい。
お天気の日に天井の開くプールがここになくたっていい。
他の海水浴場で泳げばいいじゃないか★と
そう思っていた。
(実はシーガイアの辺りは波が高くて遊泳禁止)
それでも…ここじゃなくても…と
シーガイアが出来た時
妙に悲しかったのを覚えている。
現在、フェニックスリゾートへの入り口になっているのは
シーガイアと海との間を走る一ツ葉有料道路だ。
その道路と海の間にもう一本の道路があった。
夏の燦々と降り注ぐ太陽の光をも通さない…昔の軍用道路。
細く長い緑のトンネル。
冷たい風。歴史を感じる道路でちょっと悲しげで。
それも、開発と同時に切り開かれて
無くなってしまったのだった。
出来たのは明るくあっけらかんとしたリゾート施設。
静かな一ツ葉有料道路が好きだった。
眠れない夜、ハンドルを握って
時折、こっそり一人で走りに行った。
台風の日、誰にも邪魔されることなく
どぉぉぉん、どぉぉぉん…と響く海鳴りの中で
ガラスに叩きつけられる雨粒を見ながら
ぐしゃぐしゃに泣いたりしたこともあった。
走り屋さんは違う場所に出没していたから
遭遇することもなく。
そんな天気の中
ヘンな人にからまれることもなく
今思うと、無謀だった。
有料道路だから、なんとなく安心してたかも(笑)
数年後、降り注ぐ太陽の光に包まれた明るい一ツ葉周辺は
もう、知らない場所だった。
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一ツ葉有料道路
国道10号ならびに国道220号のバイパスとして
市内道路の交通混雑の解消を目的に建設
路線名:県道宮崎インター佐土原線
区間:宮崎県宮崎市昭栄町から宮崎県宮崎市佐土原町下那珂まで(北線)
宮崎県宮崎市田代町から宮崎県宮崎市大字郡司分まで(南線)
事業費:174億4千5百万円
工期:昭和46年12月〜昭和49年3月(北線)
昭和50年3月〜昭和56年3月(南線)
昭和57年9月〜昭和58年3月(南線乗入口)
延長:16.2キロメートル
道路の規格:第3種2級
設計速度:1時間につき60キロメートル
車線数:4車線(北 線) 2車線(南 線)
車線の幅:3.25メートル
主な構造物:一ッ葉大橋 933メートル(11径間連続2ヒンジPC箱桁)
------------------------------------------------<宮崎県道路公社 資料より>-----
投稿者 ジェイ : 2007年07月25日 22:28
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