« ガウディの夏 | メイン | ピクニック »

2005年03月17日

時代が(・・?)

[ movie ]

 映画の話が続くが、個人的に好きな俳優がいると徹底的に追い掛けたくなる性分で
続けて同じ人のを観てしまう。

そんな時に見つけたのが、実在の麻薬王ジョージ・ユングの栄光の日々と晩年の哀しい姿。
家族愛に溢れているのに、人生の最後で最愛の人に愛されないところが胸に痛い「ブロウ」。

スペインに飛んだ主人公が乗せられた車がレイトバス。
レイトバスには前期型と後期型の2種類あって
今回登場しているのは後期型。
でも、残念ながら時代設定の1969年には まだ後期型は出ていない。
後期モデルは1974年からなんだな。

この「ブロウ」については、ドン小西氏が某雑誌で
「その時代を体験した自分からみると、中途半端。
真似するのではなく、きちんと再現して欲しかった。
きっと若いスタイリストが(スタイリング)したんだろうね。(勉強不足だ)」

というようなファッションコメントを出していたので、なんだか納得。

でも、映画自体は悪くない。
そこそこ幸せだった子供時代、それから父の会社の倒産。
20代で少しずつマリファナの世界に進出し、仕事も私生活ものぼり調子になっていく頃の
主人公の姿は最高にクールだ。

肩にかかるほどのサラサラの金髪を風になびかせ、
颯爽と白のスーツで空港を歩く姿は、アップテンポの洒落たBGMと相まって
何度観てもほれぼれする。
自信に満ち溢れ、恐いもの知らずの無邪気な笑顔がとても印象的。

面白いのが主人公のおかれているポジションと髪の毛の質感がシンクロしている事。
そんなところに注目して観るのも一興。

体型も風貌も変わり果てた晩年のユングには悲壮感さえ漂う。
最後の最後にユング本人の画像も流れる。
手に入れたものと失ったもの、薬の売人としてしか稼ぐすべを知らなかったユングの一生を
クスリに手を染める前の青少年に観て欲しいものだ。
かけがえのない大切なものを永遠に失ってしまう前に。



コメント公開されちゃうのはちょっと…という方 ふうん…なるほど!と思った方 ポチッとどうぞ↓

投稿者 ジェイ : 2005年03月17日 14:45

コメント

 

Main | About | Links | BBS