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2009年01月31日

文庫本

[ daily ]

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年が明けて
しばらくして

封書が届いた。

送り主は
中学時代の恩師。

中身は
一冊の文庫本。

封書には、本を出したので
読んでみてくださいという内容の手紙が一枚。

思わぬプレゼント。
嬉しかった。


なにせ、文章を書くことが好きになったのは
この恩師のおかげ。

当時の担任で、とても美しい字を書かれる先生だった。
国語教師で現代文から古典
書道なども教わった気がする。

もともと文章を書くことは嫌いじゃなかったけれど
当時は一生懸命、硬い文章を書いていた私に
自由に表現する楽しさを教えて下さった。

その頃、授業中だったのかHRの時間だったのか
定かではないけど、作文を書くことが多かった。
提出して、しばらくすると返してもらえる。

華やかな丸印や誤りを正した箇所、波線などで真っ赤になって返ってくる。
余白に丁寧な言葉で一言書き添えられていることもあった。
提出後、真っ赤になって返ってくるのが待ち遠しくさえ感じられたもんだ。

全員の文章に真摯に向き合ってくれる。
それは、心に向き合ってくれるということだった。
答え合わせや点数のない世界。

紺色のセーラー服を着ていた当時のことが
ぱぁっと鮮やかに思い出された。


早く感想を書いて送りたい気持ち半分。
読み終えてしまうのが勿体ない気持ち半分。

今の気持ちをそのまま書いて送るのがいいのかな。

そんなことを思いつつ、もう月が変わろうとしている。



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投稿者 ジェイ : 2009年01月31日 15:00

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