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2008年06月16日

チキン南蛮

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宮崎県の郷土料理である。

彼の地へ行かなければ知らなかった味。
家庭によっても、お店によっても味が違う。
チキンも一枚のままのもあれば、小さく切ってあったりするのもある。
タルタルソースも、甘酢も微妙に違う。
されど、チキン南蛮はチキン南蛮。

しか〜し
こっちで「チキン南蛮」を注文すると、全くの別物が出てくる(悲)
しっとりめの鶏の唐揚げに市販のタルタルソースがかかってる・・・とか
鳥の唐揚げがスライスしたタマネギ入り南蛮漬けの汁にひたひた・・・とか。
チキンの竜田揚げにドロリと甘酢あんをかけたもの・・・とか(怒)

なんでなんで?
唐揚げとチキン南蛮は別物だぞぉ!
竜田揚げとも違うんだぞぉ!

郷土料理の店ですら、なんか違う。

愛しのチキン南蛮はこんなんじゃな〜い!

食べたい
食べたい!
食べたい!!

食べたい時に食べたい!!!

というわけで、家で作るようになったチキン南蛮。

そろそろ食べたいかも?と思いはじめたら
ピクルスを仕込んで冷蔵庫へ。


タルタルソース用のゆで卵とピクルスさえ出来てればいつでも準備OK。
あとの材料を揃えれば、その日に食べられる〜♪


■ チキン南蛮 ■
(チキン南蛮の2つのバージョンのうち、良く知られたタルタルバージョン)
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<ポイント>
チキン南蛮と唐揚げの大きな違いは衣と順番。


片栗粉を卵で溶いちゃいけません(絶対ダメ)
片栗粉は片栗粉。卵は卵。
(片栗粉じゃなくて小麦粉を使う場合もあるけど、私は片栗粉のがサクッとしてて好み。)


順番
チキンに塩コショウ→片栗粉をはたく→溶き卵をたっぷりつける→多めの油で揚げる→甘酢につける
(卵→片栗粉→油の順番はダメ)

「溶き卵につけたらそのまま揚げる☆」
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☆甘酢
醤油:砂糖:酢=1:1:1

基本はそんな感じ、みりんを入れてもいいし、甘いのが好きなら砂糖を多めでもいいと思う。
宮崎ではこってり甘めだった。
うちでは薄口醤油、三温糖、純米酢を使ってる。
三温糖は上白糖よりこっくりした甘みに仕上がる。
薄口醤油なのは、濃口より使い慣れているから。

それにコクのある純米酢をあわせてるんだけど、すっきりさせるなら上白糖+穀物酢でもいいのかも。

全部を混ぜて火にかけて砂糖が溶けたら出来上がり。
酢のツンとしたのが気になるなら、もう少し火にかけて飛ばしてしまう。


☆タルタルソース
キュウリのピクルスのみじん切り+ゆで卵のみじん切り+マヨネーズ
キュウリ1本、ゆで卵2個、マヨネーズ適宜で2人分くらい。

タマネギのみじん切りやパセリのみじん切り、ケチャップをほんのちょっと入れてもいい。
ヨーグルト入れて酸味を利かせてもいい。
食べる直前に、このタルタルソースに甘酢を少し足して、ゆるめにしてます。
甘酸っぱさが美味しいし。

☆チキン
モモ肉か胸肉 1〜2枚
塩コショウ 適宜
卵 2個
片栗粉 大匙4くらい

胸肉よりモモ肉の方がジューシーなのでモモ肉を使うことが多いかな。

1塩コショウして、片栗粉をはたく。

2溶き卵をたっぷりつける。

3卵が焦げないように中〜低温でじっくり揚げる。
(多めの油を入れたフライパンで揚げてしまいます)

4チキンに火が通って、いい具合に色づいてきたら、熱々のチキンを甘酢にジュッとつける。
つけ時間が長いと衣が柔らかくなってはがれちゃうこともある。
ほどほどで甘酢から引き上げる。

5盛り付けて、ちょっぴり甘酢をたらしてから、タルタルソースをたっぷり。
レモンを絞っても、さっぱりして美味。

あとは
切り分けてタルタルソースを絡めて
あむっ!と(笑)

しあわせ〜♪な気分がやってくるでしょう☆


そろそろ、食べたいな〜とキュウリのピクルスの仕込みをして数日後、
SEYちゃんが貸してくれた宮崎出身の漫画家、東村アキコさんの作品
『ひまわりっ 〜健一レジェンド〜』7巻にもチキン南蛮のことが☆



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投稿者 ジェイ : 2008年06月16日 13:46

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